ら「今年はバイクで行きたいな」
マ「バイクで? いいんじゃない」
ら「三日間キツイよ。雨が降るかもしれないし」
マ「大丈夫だよ、たぶん」
大丈夫・・・か?
マダムはクルマのほうが楽に決まっているけれど、僕がいつもバイクで行きたがっていることを知っているので、バイクでの旅行を了解してくれました。
マ「どこへ行くの?」
ら「新潟」
マ「新潟?」
そう、新潟。
一昨年もクルマで行ったところだけれど、道も風景も素晴らしくて、こんどはバイクで走りたい、と思っていたのです。
そして何より「バイクで日本海まで行きたい」という思いもありました。
そしてもうひとつ。
今回の9月の連休は、Ozappyさんから「湯沢へ1泊ツーリングはどうですか?」と声をかけてもらったのですが、あいかわらず直前まで仕事のスケジュールが決まらなかったことや、休みが取れても恒例の9月旅行と重なってしまうこともあり、せっかくのお誘いを断っていたのです。
それなら、旅行の目的地を新潟にして、せめて片道だけでも一緒に走ろう、と思ったのでした。
マ「いいね、新潟。なにか美味しいものあるかな?」
ら「日本海だからね。魚が美味いよ。それから寺泊ってとこに行って浜焼き食べよう」
マ「浜焼きって?」
ら「魚を串に刺して焼いたやつ。安くて美味いんだって。1日目はそれでお昼にしよう」
マ「それ、いいね」
今回は仕事の状況も崖っぷち(笑)なので貧乏旅行計画。
ネット探して、新潟で一泊朝食付き3200円、郡山で一泊朝食付き2500円の格安ビジネスホテルを予約しました。
お昼はテキトー、夜は居酒屋、温泉無し、有料観光無し、初日は祭日なので高速1000円、と予算を切り詰めての二泊旅行です。
そして、Ozappyさんには連絡せず、初日のツーリングは新潟まで片道サプライズ参加、のつもりです。
しかし、、、

集合が朝5時半に関越の高坂SA、って早すぎるだろ、、、
間に合うかなー、、、高坂集合、、、
いきなり三郷南でETCゲートのバーが上がらず、係員さんを呼んで精算、10分のタイムロス。
これであわてたせいか、外環道からいきなり東北道へ入る、、、
ら「あ゛ーっ! 違うよ! 東北ぢゃなくて関越じゃん!」
すぐに気が付くがもちろん高速でUターンはできず、川口ICでいったん高速を降りて、反対側から乗りなおす。さらに20分のタイムロス。
関越の追い越し車線を1○0キロでかっ飛ばし、高坂SAにすべりこんだのは5時40分過ぎ、、、
ら「あー、、だれもいない、、、サプライズ参加失敗、、、 orz」
マ「もう出発しちゃったのかな?」
ら「たぶんね。オレ、集合場所に行くって言ってないからな・・・」
マ「さっきあっちのほうにもバイクが見えたけど・・・」
ら「あっち・・・?」
あー! いた! ぶらっくさんだ! あ、Ozappyも! よかったー!
なんとか湯沢ツーチームと無事合流できました。
僕のせいで出発も遅れてしまってスミマセン(^^;
この後、赤城高原SAで上々人さんとも合流。
新潟までの片道は、7人、6台のマスツーリングとなりました。
そしてめずらしく、この日のメンバーはオールハーレーです。
信濃川を望む越後川口SAにて。

らんぴょ、らんぴょマダム、
hideさんBoBさん、
ぶらっくさん、
Ozappyさん、
上々人さん湯沢ツーの主催はOzappyさん。
いつもの爆裂トークを中心に、あいかわらず
ウルセー にぎやかで楽しいね。
そんな楽しい湯沢ツーの様子は皆さんのブログ↑でどーぞ(^^
長岡JCTから北陸道へ。

天気は、、、イマイチ。
この日の高速最後の休憩ポイント、米山SA。
背景は日本海と柏崎刈羽原発。

黄色いトレーナーは、この日「はじめまして」のBoBさん。
バイクはハーレー・ダイナ シルバーのストリートボブ。
Ozaさんからは「ボビー」とか「酔拳」とか「ルイージ」とかイジられてましたが、なかなかダンディーな男前でした。
今回はあまりゆっくり話もできませんでしたが、またぜひご一緒しましょう^^
あ、あんまりOzaとばかり付き合ってるとバ○がうつりますよ(笑)
やっと日本海が見えるところまで走ってきましたが、ここまで高速だけで300km以上です。
仲間と走っていると、300kmもそれほど距離を感じませんが・・・、それでも、もう高速は満喫した。
で、ここからすぐ先の米山ICで高速を降りて皆さんお昼前のおやつタイムです。

皆が食べている魚が「浜焼き」
hideさんは恒例のソフトクリーム。
らんぴょマダムは「イカスティック」
ここで湯沢ツーチームとはお別れ。

Ozaさん、毎回声をかけてくれて嬉しいよ。
この日も最後まで「ホテルキャンセルして一緒に泊まりましょう」って言ってくれたしね。
今回は最後まで付き合えなくてスミマセン。
また今度、ゆっくり一緒に走りましょう!
高速片道だけだったけど、湯沢ツーサプライズ参加の目的は果たしました。
さて、ここからまだまだ長いタンデムツーが待ってるな。
米山で湯沢ツーチームと別れ、僕たちは日本海の海岸線を北上します。
最初の休憩ポイントは道の駅 越後出雲崎。

案内板によると、このあたりは良寛さんゆかりの土地らしいですね。
そして僕たちがここで出会った日本海、の写真。
ここまで曇りがちだった空も、このあたりから気持ちの良い秋の晴れ空になりました。

なんでもない空と、なんでもない海だけれど、これが僕がバイクで来たかった日本海だ。
僕たちが住んでいる太平洋側と山を挟んで片道300数十キロ。
一人で九州や北海道まで行ったバイク仲間と比べたら、たかが300キロとも思えるけれど、来たくてもなかなか来れなかった300キロ。僕がバイクでここまで来るのに大型免許を取ってから3年近くかかったような気がするな。
海沿いを走る国道352号線。

僕たちは海を左手に見ながら、しばらくゆっくりとこの美しい海岸線の国道を走ります。
そして30kmほど走って到着したところは・・・
寺泊、魚の市場通り。

ものすごいクルマの列。
休日のせいか大渋滞です。

そして人間も大渋滞、、、
ら「いやあ、すごい人出だね」
マ「すごいね。浜焼きはどこにあるの?」
ら「そこらの店、どこにでもあるよ」
これが「浜焼き」

なぜか焼き鳥なんかも一緒に売ってますね。
らんぴょマダムのチョイスは・・・

鯛、ツブ貝、ホタテ。
そしてカニの味噌汁は200円。
こうして串に刺して焼いた魚が、どこの店でも売られていて、みんな道端で魚をかじってます。
楽しいなあ、この雰囲気。魚も美味い! 大満足です。
寺泊を満喫した僕たちは、弥彦山をぐるっと回って、この日の宿泊地、三条燕へ。
ここは北陸自動車道のインターチェンジの名前は三条燕で、上越新幹線の駅の名前は燕三条なんですね。
このあたりは食器や金物の生産で昔から有名なのですが、ホテルのある新幹線の駅のあたりは新しい開発地らしく、ホテルや大型ショッピングセンターはあるものの、古い商店街とか、小さな居酒屋とか、そーゆーものはまったく無し。
駅の周りをぐるっと探索してみたけれど、ちょっと観光客相手っぽい、やたら立派な造りの大型の居酒屋が3,4軒。
ま、しょーがない、てことで、僕たちはそのうちの1軒に入ります。

席は満席。店内もおしゃれ。でも魚は・・・普通かな。
まあ、どこで飲んでもビールはビール、ってことで。
「乾杯!」
あー、美味いな、ツーリング後のビール。
でも明日は福島まで下道で山越えだ。ほどほどにしておかないと。
この日の走行距離:約450km