
この日は全国的に猛暑、だったらしいけれど、さすがに初夏まで雪の壁が残るというエコーラインは涼しかった…いや、寒かった。
僕の服装はTシャツにフルメッシュのツーリングジャケット。
「万が一寒かったら」と思い持ってきた長袖のシャツが役に立ちました。
不動滝から駒草平の高原を走り抜けると五色岳。
「お釜」まであと少しだ。
ほどなくLIVEさんがエコーライン脇の駐車場にバイクを入れる。

ら 「ここはどこ? お釜?」
L 「ここは・・・お鍋・・・てことで」
ら (ここがどこか知らないんだな…)
ここはハイキングコースの駐車場らしい。
削られた山肌の下の谷からは川音が聞こえてきました。
どこだかわからないけれど、LIVEさん命名の「お鍋」で、とりあえず記念撮影などしてみる3人。

12時。
お釜が見えるエコーラインの最高地点、刈田峠から刈田岳へと登る有料道路「蔵王ハイライン」へ。
料金370円は「遅くなって迷惑をかけたから」とLIVEさんが払ってくれました。

蔵王ハイラインを登ること約3km。
ここが刈田岳山頂だ。
…が、やっぱり何も見えないね。
ら 「お釜はどこ?」
L 「あのへん…のはず」
h 「もっと下まで降りてみましょうよ」

ああ、ナルホド。
雲に隠れてはいるけど、うっすらと見える青い輪郭が「お釜」だな。
h 「らんぴょさん、なんとかしてよ」
ら 「そんなこと俺にできるわけが…」

あ。
見えた。
短い時間だったけれど、雲が途切れてその美しい湖は僕たちの目の前に姿を現したのでした。
深い青緑の水をたたえるカルデラ湖は、写真で見るより何倍も神秘的だ。
そしてほんの少しだけ残っている真夏の残雪も、僕の気持ちを満足させる。

このチャンスに集合写真だ、と思ったときには、すでにお釜は雲の中。

その後もきまぐれに姿を見せるお釜を思い思いに眺め、撮影し、僕たちはすっかり満足する。
ら 「LIVEさんのバイクにトラブルが無くて、2時間早く着いていら見れなかったと思うよ」
L 「そうかなあ」
ら 「そーゆーことなんだよ、きっと」

山頂のロッジでLIVEさんが玉こんにゃくをご馳走してくれました。
SAとかでも売っていて、イマイチ興味を引かれなかったのですが、これが食べてみると味が滲みていて美味い!
L 「やっぱり山形に来たらコレですよ。アチチチ!」
と、口の中をヤケドするLIVEさん。

僕たちはお釜を後にエコーラインを下り、山形市内へ。
L 「山形は冷やしラーメン発祥の地、って知ってました? 市内に“元祖冷やしラーメン”のお店があるんですよ」
LIVEさんは学生時代を山形で過ごした人らしい。
山形市内では「LIVEさんの母校」の前も通る(どこだかよくわからなかったけど)。

そして「元祖冷やしラーメン・栄屋」に到着。
・・・。
て、すげえ行列ですけど…。

え?!
この行列に並ぶんですか?

午後2時。
残念だけど栄屋さんはあきらめて、市内のお蕎麦屋さんへ。
建物は立派で広いけど、老夫婦が二人で切り盛りしていて、とっても感じのいいお店でした。

僕たち三人は天ざるを注文。
デフォルトでざるが二枚。
しかも一枚の量が多くて、天ぷらも多い。
さらにデザートに冷えた梨までサービスしてくれました。
おばあちゃん、ありがとう^^
うーん、満腹。
LIVEさんとhideさんはここから温泉へ行ってキャンプ場泊。
いいなあ…。
h 「らんぴょさんも泊まっちゃえば?」
ら 「泊まっちゃおうかなあ…」
でもダメだ。明日は仕事もあるし帰らなきゃ…。

午後3時。
ここでLIVEさんhideさんを見送ってお別れ。
僕は山形自動車道から360kmの帰路につく。
往路は三人でトラブルも含めてバタバタしていてあっという間のような気がしたけれど、帰りの孤独な高速300km超はキツかった。
走っても走っても、東北道のキロメートルポストの数字が減らない感じですね。
100キロポストを切ったときは嬉しかった。
それでも午後7時40分、無事に帰宅。
帰ってからGPSの細長〜い走行マップを見て、こんなに遠くまで行った、そして帰ってきた、と実感する。
そしてそのことには確かに大きな意味があった、と感じたのでした。
この日の全走行距離、826km。
PS:
お尻が痛い…w
ウインドシールドが欲しい…ww